梨ができるまで
process交配
4月上旬~中旬
花粉を採取し、梵天を使用して梨の花のめしべに受粉させている作業の様子です。
確実に受粉させる花が選べられるので、果実の肥大に繋がります。
また、ミツバチを使って交配をさせています。
摘果
5月上旬~下旬
なりすぎた梨や形の悪い果実を落とす作業です。
果実数が多すぎると、養分の奪い合いで、果実の生育に悪いので
形や大きさの良い果実を残し、あとの果実を落とします。
網張り
4月下旬~
果実を鳥など外敵から守るための網張り作業です。
「多目的防災網」と呼ばれ、害虫や鳥、雹や風などから果実を守ります。
袋かけ
6月中旬~下旬
かおり・新高の果実に袋をかけます。
傷や汚れなどから果実を守り、また病気や害虫の侵入を防ぎます。
収穫・販売
8月上旬~9月下旬
一年間、手間をかけて育てた、梨の収穫作業です。
朝早くから収穫し、選果機で、サイズごとに梨を分け、箱詰め、
出荷・発送されます。
堆肥つくり
1年を通して
おいしい梨作りは、まず土作りからです。
近隣の「船橋競馬場」にて「馬糞」「寝わら」を確保し、これに「もみがら」「米ぬか」を混ぜ、
何度も切り返し1年かけて完熟堆肥を作ります。作られた堆肥は、秋の基肥に使用されます。
施肥
11月上旬~下旬
土の地力を上げるため、籾殻馬ふん堆肥と有機質肥料を中心に使用し、機械を使用して散布します。
剪定
12月~3月
春~夏に伸びた枝をハサミやノコギリなどで切り、梨棚に枝を紐で縛り固定する作業です。
剪定した枝は、破砕機(チッパー)で砕き、熟成させ、チップマルチや一部堆肥として使用します。